PET-CT(陽電子放射断層撮影装置)に依るガンの早期発見と予防
(直径数ミリのガン細胞も発見可)
医療法人 仁泉会 伊泊理事長、医学博士
がんの脅威から大切な人財を守るために。
3人に1人が「がん」になる時代。 がんの早期発見に、治療法の選択や治療後のケアにPETが注目されています。
PETとは?
全身が一度でチェックできる、高精度な画像診断です!
多量のブドウ糖を摂取するがん細胞の特性を利用して、がんの有無・位置・大きさなどを調べる画像診断です。
臓器の形の異常からがんを見つけ出すCTやMRとは異なり、細胞の機能・働きを画像化するため、小さながんの発見の優れ、腫瘍の悪性・良性の判断も可能です。
全身(眉の下から足の付け根)を一度にチェックでき、リンパ節に転移したガンの診断にも威力を発揮します。
*PETはがんの診断に優れた能力を発揮しますが、すべてのがんを発見できるわけではありません。
PET検査の特長
・小さながんの発見に優れている
癌細胞は数年から長ければ10年以上かけて徐々に大きくなり、ある程度の大きさを超えると加速度的に増殖するのが普通です。
PET-CTは機能診断(PET)と形態診断(CT)を効果的に組み合わせる事により致命的な増殖を始める前の段階での診断を目指します。
多くは1cm前後から発見できますが、5mm程度の小さな癌細胞が見つかる場合もあります。
・腫瘍の良性・悪性の判定が可能
・一度で全身(眉の下~足の付け根)を検査できる
・痛みや不快感がない
ブドウ糖によく似た薬剤(FDG)を静脈注射し、その後は横になっているだけで行なわれる検査です。
痛み等は全くありません。
・着衣のままで検査できる
・癌だけでなく
PET検査ではほとんどの癌の診察に有効です。
また、予想外の部位への転移や再発を発見することができます。
しかしそれだけではなく、脳のPET検査では血流状態等を見ることにより、アルツハイマー型痴呆症の診断も可能です。
また、心臓のPET検査では心筋の血流を見ることにより、虚血性心筋梗塞を確認することもできます。
注) PETは治療前に病巣の拡がりを確認することで、適切な治療方法を選択するステージング(病期診断)、治療後の再発・転移の確認をするフォローアップなどにも役立つ検査です。
がんの疑いのある方や、がんと診断された方は、厚生労働省が定める条件を満たした場合、検査に健康保険が適用されます。
◎ 三大疾患
脳梗塞、 心筋梗塞(虚血性心疾患)、 脳血栓