壁面緑化タイル(信楽の秘技・壁にコケ)
近江窯業㈱ 営業部長 地藤和浩
壁面緑化の可能性を拓く、“外壁陶板+緑化”の新発想
植栽断熱発泡陶板「GIF-T」は、外壁陶板に直接緑化を施した全く新しいコンセプトの外壁材。建物に緑化基盤を取り付ける従来の壁面緑化に比べ、耐久性、施工性、経済性、安全性、デザイン性、メンテナンス性など、様々な面で優れた特長を備えています。
■壁面緑化陶板GIF-T(ギフト)
外壁材料がそのまま壁面緑化になります。
また、遮熱機能も備えた壁面緑化システムです。
植栽断熱発泡陶板GIF-T(特許申請中)多孔質セラミック+陶磁器質。理想の壁面緑化を2つの素材力で実現します。
「植栽断熱発泡陶板GIF-T」は、植栽基盤及び断熱層となる“多孔質セラミックのフォームコア”と“陶磁器質のシェルフレーム”から成る複合素材。フォームコアとシェルフレームは一体焼成されているため、分離することはありません。
- 一般的な外装タイルと同様の二丁掛の形状に成形焼成しています。
- 強度は一般の陶磁器質タイルと同等です。
- 一般タイルと組み合わせて使用することも可能です。
*シェルフレーム
構造体となる陶磁器質陶板
*フォームコア
多孔質セラミック層。保水力に優れ、植物の養生と育成にも適した特性を備えています。植栽誘導フォームの為、植物が付着しやすい。
*吊溝
下地レールに陶板を引掛、固定する為の溝。
*導水溝
灌水、雨水等を確実かつ均等に下段の陶板に供給します。
*植栽
植栽植物は、スナゴケです。
■GIF-T 施工システム ~完全乾式工法~
GIF-Tは専用アルミ下地レールに引掛けるだけの簡単な取付け方法となっています。また、専用ステレンスクリップで脱落防止も万全です。(ビル外壁タイルで約15万m2の実績)
■フリーモデルチェンジ
壁面緑化陶板GIF-Tとツタ専用タイルの下地は、同じものを使用するので、GIF-Tとツタ専用タイルの組合せは自由です。
また、施工完了後もカートリッジ式張替システムの採用でモデルチェンジが可能です。
■高い断熱性能を発揮。
植栽による断熱に加え、多孔質素材のフォームコア自体が持つ断熱性、水分の蒸散効果による断熱性、下地との間の空気層による断熱性など、複雑な効果で高度の断熱性能を発揮。また、防音効果にも優れ、快適な建物環境を実現します。
■スナゴケとは(ギボウシゴケ科シモフリゴケ属)
{コケについて}
コケは、今から約4億年前に水中で進化した緑藻植物が、海から地上に上がり今日まで多様な進化をとげてきた緑色植物の祖先です。当時の地球環境は二酸化炭素が今の約20倍といった過酷な状況下であり、そのことから考えても強靭なる生命力をもった植物といえます。世界中に約2万4千種、日本では約2千5百種類の分布が確認されており、アメリカについで世界で二番目にコケの多い国です。
{スナゴケの特徴}
- 低地から亜高山の日当たりの良い場所に生育するコケ植物(鮮類)
- 砂地などの乾燥する場所に良く生育し、アカマツ林の尾根筋などにも出現する。
- 平地や斜面に広がって群落を形成するので、コケ庭にも良く使われる。
- 乾燥すると葉を閉じて筆状になり、水分を含むと葉が広がって緑となり、別々に見るととても同じ植物とは思えないほどである。このような水分状態に対応して植物の形を変えることができる能力が、乾燥しやすい立地における生育を可能にしている要因のひとつである。